こんにちは!現役英語講師のこみこみちゃんです
英語学習をスタートしてすぐに出くわすのが「過去形」
「まず過去形とはなんぞや!」「ただ過去のことを表すだけじゃないの?」という疑問に答えるようにして
英語学習初心者の方からもう一度学び直したい方、深いところまで理解しておきたい方のために
過去形の徹底解説します!!!
この記事で学べる事
・過去形とは何か
・意外と知らない過去の表現法
・理解できたどうか(チェック問題あり)
過去形とは?
過去形を理解するには、まず 最初に「現在形」を理解することです。
現在形が基盤となって過去・未来の文法を展開していくので、
「過去形」の概念がスムーズに頭に入ってきます。
↑の記事を見たという体で、話を進めていきますね☺︎
英語の過去形にも、3つの用法があります。
- 過去の状態
- 過去の習慣
- 過去の行動や出来事
ポイント
過去形は、現在形の「状態」と「習慣」を過去にずらした意味に加えて、「過去の1回の動作」を表す用法があります!
過去の状態
これはそのまま、「現在形の状態」を横にずらした感覚での認識でOKです。
例えば、I loved you. (私はあなたを愛していた)
上のコアイメージ写真にあるように、
過去のある時点を中心に状態の意味に広がりのあるイメージです。
※この状態は、現在まで続いていない!というのがポイント
なので、「今は愛していない」ということです。
他の例は、I was tired yesterday. (私は昨日疲れていた)
「現在形」と同じ要領で、
日本語の「〜していた」に惑わされて、過去進行形にならないように要注意!
「なんのこっちゃ!」と思った人は、もう一度↓の記事を見返して下さい。
過去の習慣
要は、「いつもやっていたこと」です。
『(今はしないが)昔はよく〜していた』を表す表現です。
例えば、I usually played soccer after school. (昔よく放課後にサッカーをしていた)
ここも「現在形の習慣」と同様に、usuallyのような頻度を表す副詞と一緒に使われることが多いです!
他の例文: When I was a child, I practiced swimming. ( 子どもの時、私は水泳の練習をしていた)
頻度を表す副詞がなくても、when I was child (子どもの時)がつくことで、過去の習慣を表すことができます!
過去の1回の行動や出来事
ここが一番イメージしやすい過去形の表現ではないでしょうか。
キーワードは「1回」です。上のコアイメージからも分かるように、1回の出来事や行動を表すときの用法です。
複数回になると「過去の習慣」になるのでご注意を。
※また、この用法は「現在形」にはありません。
例えば、I studied English last night. (私は昨夜英語の勉強をしました)
例文のlast night のように、過去を表す時の表現を伴うことが多い
他の例文:I went to see a movie last Sunday. (私は先週の日曜日、映画を観に行きました)
3つの用法のコアイメージをまとめ
意外と知らない過去の表現法
ここでは、過去の表現(過去の習慣)を表す他の表現をご紹介致します!
- would (動作動詞)
- used to (動作動詞 / 状態動詞)
would (動作動詞)
would を使って 『(よく)〜したものだ』と過去の習慣を表現できる。
例えば、I would often go to the movies. ( 私はよく映画に行ったものだった)
よく一緒に使われる副詞:often, always, for hours など
他の例文:We would talk for hours. ( 私たちはよく何時間も話したものだ)
※注意:wouldの後には動作動詞しか使えない!状態動詞を使って過去の状態を表すことができないのです。
キーワード
動作動詞と状態動詞
動作動詞:その名前の通り動作や行為を表す動詞
状態動詞:ある一定期間継続する状態を表す動詞
ここで、動作動詞も状態動詞も使えるのが
used to (動作動詞 / 状態動詞)
過去の習慣『(今はしないが)昔はよく〜した』
過去の状態『(今はどうではないが)昔は〜だった』
例えば、
過去の習慣:I used to go fishing with my father. ( 昔は父とよく釣りに行ったものだ)
過去の状態:I used to have long hair. (私は以前は髪が長かった)
ちなみに読み方は used to / júːstə/ (ユーストゥ トゥ)です
ここで疑問に思うのは、
「過去の習慣」のwould と used to の違いですね。
would と used to の違い
動作動詞の場合、どちらの表現も使えますが、
would : 過去のことを回想的に述べる言い方 (よく〜したなぁ)
used to: かつてはよくしたが今はそうではない、という現在との対比を含む言い方
確認問題
では、本当に理解できたか演習問題を解いてみましょう!
A. 次の英文は過去の状態、過去の習慣、過去の行動や出来事の3つの用法のうちのどれに当てはまるでしょうか。
- My father looked tired yesterday.
- David caught three fish last Sunday.
- I always cleaned my room after dinner.
- She lived in Osaka when she was a child.
- He left for London yesterday.
B. 次の( )内は、would と used to どちらが当てはまるでしょうか。どちらも当てはまる場合もあります。
- There ( )be a bookstore in this area.
- She ( ) play the guitar, but now she doesn't.
- I ( ) take my dog for a walk before he got sick.
- Sam ( ) like her, but now he doesn't.
つまずいたら、一度上に戻って、記事を読み直してください。
9問解けたでしょうか。
それでは、正解を発表します!
A
- 過去の状態 (私の父は昨日、疲れているようでした)
- 過去の行動や出来事 (デイビットは先週の日曜日に3匹の魚を釣った)
- 過去の習慣 (私はいつも夕食の後に部屋を掃除していた)
- 過去の状態 (彼女は小さい頃、大阪に住んでいた)
- 過去の行動や出来事 (彼は昨日ロンドンへ出発した)
B
- There used to be a bookstore in this area.
- She would / used to play the guitar, but now she doesn't.
- I would / used to take my dog for a walk before he got sick.
- Sam used to like her, but now he doesn't.
いかがでしたか?
これからも英文法をどうにか分かりやすく説明できるように記事を書いていきます!
知りたい英文法、英会話のことなどありましたらコメントください(^_^)
少しでもお役に立てたら嬉しいです。
またや〜たい(またね〜)